久々の現場の仕事シリーズ。
今回は第4弾「はらい」工程です。
本社に運ばれてきた素地(きじ)は、
そのまま もしくは 加飾や裏印工程を踏んでから、
『はらい』と呼んでいる場所で、
不良がないかをチェックしています。
※集塵機に繋がった、箱状の台の前が定位置
例えばこんなものがチェックの対象になります。
↓
・欠け
・キレ:素地に入ったヒビ
・ピン:素地に空気の気泡の穴があいたもの
・ボロ:素焼きの小さな欠片
・作り不良:変形など様々
などです。
せっかく丁寧に作りあげてきたものなので、
これらを見つけて、直しが出来るものは極力直し、
どうしても直しようの無いものは、泣く泣く廃棄。
※柔らかい刷毛を使ってボロを取っています
ひとつひとつ、こういった不良を見つけながら、次の工程に向けて
エアー(圧力で勢いよく空気を出しています)でホコリを掃います。
一日に何千という数をベテランの女性達が見分けていきます。
器が積み重なった重たい箱を手元に運ぶ重労働。
立ち仕事で細かい傷を見つけ出す・・・集中力のいる仕事です!!
来週から開催される「文化のみち橦木館 miyamaの世界展」でも、
深山の現場を知って頂く機会になる構成となっています。
ぜひお立ち寄り下さい。
商品戦略室 古川